六出祁山
孔明が張郃を木門道で討つと、仲達は追撃を止めて引き揚げた。
蜀の国力を回復させた孔明は六らび祁山へ出陣。渭水の戦いで敗北したものの、偽りの降伏を利用し、仲達に大損害を被らせる。さらに孔明は「木牛流馬」を使って、魏軍を翻弄する。
長引く北伐に、蜀軍分裂の危機を察した孔明は、葫蘆谷に地雷や火薬を埋め込んだ火の陣を築き、仲達との争いに挑む。しかし豪雨によって命拾いをした仲達は、ますます孔明との戦いを避けるようになる。
孔明は持久戦に有利な五丈原に陣を移すと、女の服と飾りを贈って仲達を挑発。だが仲達は、逆に孔明の命数を計り、持久戦に徹する。
木門道/六たびキ山へ/読みくらべ/敗軍/具眼の士/降伏者/夜襲/木牛流馬/車止め/捨てられた冠/夜襲/作戦露見/反骨の芽/火の陣/火と水/五十杖の刑/女服と飾り
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