西涼の馬超、曹操に挙兵す
滝関に駆けつけた曹洪は「あざけりの計」にかかって城を失った。三十万率いる曹操本隊も西涼軍に敗れる。
曹操軍は西涼軍の夜襲に悩まされるが、夢梅老人から教えられ氷の一夜城を築く。
馬超が曹操軍に背後から陣を築かれ、和睦を申し入れると、曹操は馬超と韓遂を引き離す離間の策をしかける。結果、馬超は韓遂に裏切られ、西涼軍は敗走した。
これを知った漢中の張魯は、蜀への進出を企む。蜀の劉璋は張松を曹操のもとへ送るが、曹操は張松を百たたきの計にして追放。帰国途中、玄徳に厚くもてなされた張松は、玄徳に蜀を治めてもらおうと考え、劉璋を説得。玄徳は劉璋からの救援要請をうけ、蜀へ入国する。
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