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蔦屋重三郎が経営する耕書堂に28枚の絵が持ち込まれた。
蔦重はそれがある男の絵であることを見抜く。
その絵師との出会いは吉原遊郭だった。
30年前にそば代を払えずに、代わりにと似顔絵を描いてみせた少年。
画号は「東洲斎写楽」。
その似顔絵と「眼」が同じだ。時を同じくして、
蔦重の周辺を嗅ぎまわる怪しげな影・・・・・・。
いま再び彼の前に姿を現した写楽の正体と絵に隠された真実とはーー。
渾身の書き下ろし小説。
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