大河ドラマで一躍注目!
しょせん、おれの“天運”は借り物だ。
兄者の …… 。
はたらき者時代の二人の「藤吉郎」の存在 …… 。
本能寺以降、不気味に秀吉そして秀長の“命”を計る
黒田官兵衛の真意とはーー。
天下を掌中にしたその時、明らかになるもう一人の“弟” !?
豊臣兄弟の知られざる一面を独自の歴史考証で描く長編小説!
渾身の書き下ろし!
織田信長による伊勢長島攻めで、兄藤吉郎(秀吉)の名代として初軍配を任された小一郎(秀長)。勝利が目前となった時、死兵と化した敵軍が織田方を急襲する。しかし、信長は因縁ある異母兄の救援に赴くことはなかった。その後も織田家で続く信長・信行兄弟の骨肉の争い。小一郎は、自分たち兄弟がはたらき者だっ
た頃に想いを馳せる。あの頃から兄には“天運”があった――。いま注目の豊臣秀長を迫力の筆致で描く歴史小説!