専門研究者が「正確無比」と絶賛する
注釈にまで心がゆき届いた懇切な翻訳
みずからと間違われて捕らわれた一市民の容疑をはらすため、市長の座をなげうち再び徒刑囚となったジャン・ヴァルジャン。亡きファンチーヌとの約束を果たし娘コゼットを救い出すが、またしても刑事ジャベールが執拗に彼らを追い詰める――。「信仰、それは人間にとってなくてはならないものだ。なにものも信じない人は不幸なるかな!」人間性の尊厳を否定するすべての権威にペンで立ち向かった文豪ユゴーの革命論、宗教論が展開される第二部。
レ・ミゼラブル(潮文学ライブラリー)
2