本の内容:
曹操は再び張繍討伐の兵を出し、にがい思い出のある南陽へ向かった。
酷暑の中を、山を越えれば梅林があると言って兵士たちを励ましつつ宛城へ迫ったが、張繍のもとには軍師の賈詡がいた。
賈詡は曹操の作戦の裏をかいて曹操軍を敗走させる。
許昌へ戻った曹操は、ひとまず袁紹と和を結び、徐州の呂布を攻めることにした。
しかし曹操の放った密偵が捕らえられ、呂布は玄徳と曹操のたくらみを知ってしまった。呂布軍は小沛へ押し寄せる。
目次:
謀略戦/発覚/小沛落城/泰山の戦い/陳父子の暗躍/秋風/呂布の迷い/政略縁談/禁酒令/呂布の最期
〔付録〕
三国志関連地図
曹操の呂布平定コース
「華麗なる呂布の最期」 藤水名子(小説家)