本の内容:
呂布との決戦を終え、玄徳と曹操は許昌へ凱旋した。
帝と同族であることが証明された玄徳は、帝から厚い信頼を受けるようになる。
帝位を狙う曹操は、敵味方を見分けるため、狩りの場で帝の矢を奪い取って鹿を射た。
帝をないがしろにする曹操のふるまいを見て、関羽は刀の柄に手をかけるが、玄徳に止められる。
帝は血で書いた密詔を玉帯にひそませ、董承に曹操を討つよう命じた。董承は密かに同志を募り、玄徳も血判状に名を連ねた。
目次:
臣道/血判状/英雄論/放たれた虎/袁術の最期/暗殺命令/一通の伝書/くじ引き/張飛の作戦/外交戦略/名医吉平
〔付録〕
三国志関連地図
三国志ビジュアル1 曹操の故郷を訪ねて 雑喉潤(名古屋自由学院短期大学教授、中国文学研究家)
三国志ビジュアル2 関帝廟を行く(横浜編) 平井徹(慶應義塾大学大学院生)