新元号「令和」で話題沸騰!
緊急増刷!
日本を代表する国文学者が綴る
『万葉集』へのいざない
日本最古の歌集ー
ここには日本人の
心のふるさとがある
万葉集の大家である著者が一般読者のために、日本人の心の原点ともいうべき古典の世界を語った一冊。この一冊で、日本の不滅の古典・万葉集のすべてがわかる。
はじめに 「万葉集』へのいざない
Ⅰ 万葉の時代
『万葉集』四つの区分/三つの政変と三人の女帝/女帝の統治/国際的な時代/激動とロマンの時代
Ⅱ 万葉の歌の流れ
前・万葉時代/和歌形式の成立/初期万葉と白鳳万葉/漢詩・漢文学の導入/都城の文学/天平の和歌/『万葉集』の集成/『懐風藻』の成立/文字の伝来と文字の記載
Ⅲ 万葉時代の家族
戸籍の編成/家族への道/家父長制の成立/家族をうたう/老人と家族/万葉びとの青春/恋歌の変遷/旅と死/万葉の色/水と女/生と死
Ⅳ 万葉歌人のアラベスク
家持・人麻呂・憶良・虫麻呂/美しき無名者たち/額田王/柿本人麻呂/山部赤人/山上憶良/,橘諸兄/大伴家持/秀歌・三人三首
Ⅴ 唐への道、唐からの道
万葉の里、中国/唐への往還を歌う/新羅への道/鳥が支配した光と雨/カラスは邪淫の鳥/ヤドリギは再生の象徴/「樹下に美人」の構図/カエルに永遠の生命
あとがき
人名索引
歌索引