奇才が描く、明智家二代の父子の物語!
「父上がわしを案じていた証はあるのか。
でなくば、到底わしは、父の思いを信じることができぬ」
明智光秀の息子、十五郎(光慶)と女婿・左馬助(秀満)から見た、
知られざる光秀の大義とは――。
谷津矢車(やつ・やぐるま)
1986年東京都生まれ。駒澤大学文学部卒業。
2012年、「蒲生の記」で第18回歴史群像大賞優秀賞受賞。
13年『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』でデビュー。
2作目『蔦屋』が評判を呼び、若手歴史時代小説家として注目を集める。
18年『おもちゃ絵芳藤』で、第7回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。
著書に『しょったれ半蔵』『信長さまはもういない』『安土唐獅子画狂伝 狩野永徳』など。