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「あなたを愛してもいいのかしら」 歌人の遙子は不安に苛まれていた。 思い返せば波乱の人生だった。 大学時代の学生運動での逮捕。 短歌の道を志すが、夫との不和で離婚。 ヒロシマの地で出会った人々。 歌人として目の当りにしたチェルノブイリ。 愛した男性からの「被曝2世」で 甲状腺ガンの末期という告白。 東日本大震災と福島の原発事故。 そして、遙子は“彼”と同じ甲状腺ガンに。 これは運命なのか――、それとも……。 自らの「いのち」を見つめ、遙子は仏教生誕の地 インドへと誘われる。 そこで彼女が見たものとは――。
小さな神たちの祭り
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覇王の神殿 日本を造った男・蘇我馬子
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熊谷達也
宮城まり子とねむの木学園 ――愛が愛を生んだ軌跡
渡邊 弘