潮漫画文庫版「三国志」

持ち運びがしやすい文庫判が大好評!判型はコンパクトですが、「三国志」の壮大な世界は損ないません。【潮漫画文庫版】の表紙は「三国志」世界で登場する武具や道具など。また、巻末には関連地図や特別寄稿など付録記事が充実しています。

潮漫画文庫版「三国志」
第11巻 孔明の出廬

孝行者の徐庶は、母の筆跡をまねた偽手紙にだまされ、曹操のもとへ行くという。

玄徳は快くそれを許し、遠くまで見送った。

徐庶は玄徳に隆中に住む大賢人を訪ねるよう言いおいて去る。

しかし徐庶の母は、我が子の愚かさを嘆いて自害してしまった。

徐庶が薦めた人こそ「伏竜・鳳雛のどちらかを得れば天下を手中におさめることができる」といわれる伏竜、諸葛孔明だった。

玄徳は関羽、張飛をともなって孔明の住む?廬を訪ねるが・・・。

 

 

 

【目次】

偽手紙/諸葛孔明/母と子/孔明を訪ねて/雪千丈/三顧の礼/お家騒動/曹軍侵攻/博望坡の戦い/酔えぬ美酒/劉表の死/降伏/孔明 新野を焼く/難民

 

【付録】

◎年表

◎三国志関連地図

◎「人盗り物語、三国志」 シブサワ・コウ(ゲーム・プロデューサー)

 

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潮漫画文庫版「三国志」
第12巻 孔明の大論陣

荊州に人城した曹操は、蔡瑁を水軍大都督に任ずるが、劉踪は青州に向かわせておい于禁にその後を追わせ一族を皆殺しにした。

さらに曹操は玄徳への追撃を命ずる。

難民を引き連れて江陵に向かう玄徳の一行は、長坂坂で曹操軍に追いつかれた。

趨雲は戦の中で玄徳の子を見失い、戦場を駆け巡ってようやく母子を探し当てた。

深手を負った母は井戸に身を投げてしまう。

幼な子を胸に抱いた趙雲は、ただ一騎で数十万の曹軍の中を駆ける。

 

 

 

【目次】

暗殺指令/長坂坡/風雲長坂橋/援軍きたる/百万曹軍/舌戦/火中の栗/水軍提督周喩/開戦/殺意/暗殺計画/大水塞/群英の会/謀略/覆面船団

 

【付録】

◎三国志関連地図

◎「諸葛氏の三国志」 稲畑耕一郎(早稲田大学文学部教授)

 

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潮漫画文庫「三国志」
第13巻 赤壁の戦い

曹操は、蔡和・蔡仲を「埋伏の毒」として呉軍に送り込むが、周瑜はそれを逆に利用しようと計る。

黄蓋は衆人の前で周瑜に逆らって杖百打の刑を受け、これを恨んで曹操のもとへ降ると見せかける「苦肉の策」を用いた。

始めのうち黄蓋を疑っていた曹操も、自らが送り込んだ蔡和・蔡仲の報告によって、黄蓋の降伏を信じるにいたる。

その頃、周瑜の陣には、伏竜と称された孔明と並んで鳳雛と呼ばれた?統が現れ、ある計略を提言していた。

 

【目次】

埋伏の毒/裏の裏/鳳雛立つ/見破られた火計/鉄鎖の陣/突風/東南風/誓紙/青竜旗/赤壁の戦い/敗走/炊煙/山越え/功なき関羽/城とり優先権/呉軍のつまずき/夷陵城攻略

 

【付録】

◎三国志関連地図

◎赤壁の戦い図

◎「友情物語」としての『三国志』 タケカワユキヒデ(音楽家)

 

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潮漫画文庫「三国志」
第14巻 進攻玄徳軍

夷陵城を攻撃した甘寧は、逆に曹軍に閉じ込められてしまった。

周瑜はただちに救出に向かう。周瑜の働きで甘寧は救われ、曹軍の諸将は命からがら南城に逃げ込んだ。呉軍は南城に迫ったが、曹操は城を守る曹仁のために秘策を記した一巻の書を残していた。

曹仁の計にかかった周瑜は矢傷を負う。しかし周瑜はそれを逆手にとり、死んだと見せかけて曹軍の大半を討ち果たした。

ところが、南城に乗り込んだ周瑜を待ち受けていたのは・・・。

 

 

 

【目次】

一巻の書/曹操の秘計/静寂の陣/無血城とり/荊州の主/四輪車/裏の裏/桂陽攻め/兄嫁騒動/張飛武陵をとる/関羽五百騎/黄忠の矢/合肥城攻防/太史慈の最期/証文/謀略結婚

 

【付録】

◎三国志関連地図

◎赤壁の戦い後の荊州図

◎三国志ビジュアル 関帝廟(長崎編) 文/平井徹(慶應義塾大学大学院生) 写真/浦充伸

◎無類の政治教科書『三国志』 田畑光永(神奈川大学教授)

 

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潮漫画文庫「三国志」
第15巻 周喩と竜鳳

玄徳の一行は呉に到着した。趙雲は、孔明から与えられた三つの謀の最初の袋を開く。そこには「呉の元老喬国老を訪問せよ」とあった。

喬国老は結婚話を聞いて驚き、孫権の母に祝いの言葉を述べにいく。

こうして謀略は母公の知るところとなった。甘露寺で玄徳に会った母公は、一目で玄徳を気に人り、娘と結婚させる。

周瑜は、次の策として贅沢三昧で玄徳を堕落させようと図った。

骨抜きになった玄徳を見て、趙雲は第二の袋を開ける。

 

 

 

【目次】

甘露寺/十字紋石/贅沢の蜜漬/脱出/男まさり/孔明の読み/銅雀台/荊州往来/周瑜の最期/将星を見る/鳳雛去る/馬騰と一族/密告者/征呉南伐軍/西涼の強兵/長安落城

 

【付録】

◎三国志関連地図

◎三国志ビジュアル1 関帝廟を行く(沖縄編) 文/平井徹(慶應義塾大学大学院生) 写真/浦充伸

◎三国志ビジュアル2 タイの中国人と関帝廟 文/杉山博昭(バンコク週報記者) 写真/浦充伸

◎私の長江紀行 吉岡忍(ノンフィクション作家)

 

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潮漫画文庫「三国志」
第16巻 馬超の逆襲

西涼の馬超軍は、巧みな作戦で長安を落とした。それを知った曹操は、曹洪と徐晃を派遣し、本隊が着くまで城を出ずに十日間滝関を守り通せと命ずる。

馬超は兵士たちに曹洪と徐晃を侮辱させた。たまりかねて出陣した曹洪を西涼軍は叩き、滝関を奪われた曹洪と徐晃は、ぼろぼろになって曹操率いる本隊にたどりつく。

滝関の東方で曹軍三十万と西涼軍二十万は対決した。

西涼軍は強く、曹操は赤いひたたれを脱ぎ捨てて逃げまどうが・・・。

 

 

 

【目次】

あざけりの策/対戦/渡河作戦/空陣/火攻め水攻め/一夜城/挑戦状/和睦/離間の策/馬超敗走/教門国/蜀/孟徳新書/百たたきの刑/西蜀四十一州図/法正と孟達/進軍

 

【付録】

◎三国志関連地図

◎三国志ビジュアル 蜀への道 写真と文/吉崎和昌

◎『三国志』と読書人生 奥島孝康(早稲田大学総長)

 

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潮漫画文庫「三国志」
第17巻 落鳳坡の衝撃

龐統から劉璋を殺すよう命じられた魏延は、酒宴の席で剣舞を始めたが、蜀の将たちも剣舞に加わって危険な雰囲気となる。玄徳はこれを叱りつけた。

おりしも劉璋のもとに、張魯が葭萌関に攻めてきたとの報告があり、劉璋の頼みを受けて玄徳は葭萌関に向かう。

孫権はその隙に荊州へ攻め入ろうとするが、母に反対されたため、妹に母が急病ゆえ帰国するよう密書を送った。

夫人は阿斗を連れて呉へ帰ろうとする。趙雲はそれに気づいた。

 

【目次】

剣の舞/掌中の珠/曹軍南下/日輪の夢/三つの策/武人の護り/紫虚上人/抜け駆け/湖の底/落鳳坡/引き潮/破軍星/草刈り/誘引の計/援軍到着/金雁橋

 

【付録】

◎三国志関連地図

◎劉備の益州占領コース

◎三国志ビジュアル 関帝廟を行く(神戸編) 文/平井徹(慶應義塾大学大学院生) 写真/浦充伸

◎矛盾のマネジメント術―毛沢東と『三国志』 高野孟(インサイダー編集長)

 

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潮漫画文庫「三国志」
第18巻 成都攻略戦

城も落ち、成都まで残る要害は綿竹関のみとなった。法正は劉璋に降伏を勧める書間を送るが、劉璋はそれを破り捨て、敵国の張魯に援助を乞うという下策に出た。玄徳軍は綿竹関に駒を進める。

関を守る李厳は孔明の策によって捕らえられ、玄徳に降った。

李厳は関に出向いて費観を説得。玄徳は綿竹関に人城した。

その頃、漢中の張魯のもとには曹操に敗れて身をひそめていた馬超がいた。

馬超は玄徳軍との戦いを望んで葭萌関に向かう。

 

 

 

【目次】

雒城落城/漢中馬超軍/裏工作/馬超降る/成都陥落/臨江亭/死の密書/西征軍/濃霧の戦い/西涼の龐徳/一日の恩/漢中平定/呉軍動く/逍遥津の合戦/四十万曹軍/奇襲百騎

 

【付録】

三国志関連地図

三国志ビジュアル 魏呉争覇の地・合肥にて 写真・文/吉崎和昌

新馬仔(チンピラ)『三国志』 島尾伸三(写真家)

 

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潮漫画文庫「三国志」
第19巻 張飛の智略

ついに魏と呉は総力戦に突入した。

まず魏軍の張遼・楽進と呉軍の甘寧・凌統とが戦い、次の日は曹操が軍を五手に分けて呉陣に向かう、両軍入り乱れての大激戦のさなか、長江を遡ってきた陸遜軍が上陸して魏軍に斬り込み、魏軍は逃げまどった。

両軍とも戦に疲れ果て、和睦が成立する。曹操は都に帰ると魏王を名乗り、鄴郡に魏王宮を建てた。その祝宴のため、孫権は温州の蜜柑を都に運ばせるが左慈と名乗る奇妙な老人が現れる・・・。

 

 

 

【目次】

総力戦/奇怪な老人/仙術/平原の神卜/予言/新春十五夜/風雲/陣前の美酒/瓦口関/間道/老将/驕兵の計/定軍山/定軍山攻防/人質交換/敵陣を望む

 

【付録】

三国志関連地図

諸葛三千人の村 武田一顯(元TBS北京特派員)

 

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潮漫画文庫「三国志」
第20巻 漢中王劉備

曹操は20万の大軍を率いて漢水に迫った。

黄忠は500の兵を引き連れ、魏軍の食糧庫に火を放つ。

趙雲は火の手を見るや救援に駆けつけ、魏軍に囲まれた黄忠を救い出す。

怒った曹操は全軍に出撃命令を禺し、趙雲の立てこもる小さな砦に向かった。

趨雲は射手を空堀に隠し、ただ1騎で吊り橋の上に立って魏軍20万を待ち受ける。

魏軍の先鋒となった徐晃と張郃は、これを見て謀があるのではないかと恐れながらも、やむなく突撃するが・・・。

 

 

 

【目次】

趙子竜/一騎馬武者/背水の陣/心理作戦/智者は智に溺れる/曹彰/鶏肋/魏軍敗走/漢中王/魏呉不可侵条約/烽火台/柩/南安の龐徳/死場所/名医名患者/建業評定

 

【付録】

年表

三国志関連地図

三国志ビジュアル 関帝廟を行く(京都・大阪編)

文/平井徹(慶應義塾大学大学院生) 写真/浦充伸

『三国志』とスーパー歌舞伎『新・三国志』 市川猿之助(歌舞伎俳優)

 

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