潮出版社
 
 
潮2023年2月号
月刊「潮」 潮2023年2月号
発刊日
2023年1月5日
価格
660 (本体 600円)

目次

【特別企画】激動の世界と日本の岐路
東アジアの平和を保つ「抑止力」を構築せよ。船橋洋一
「連亜連欧」という時代の波の先端をつかめ。進藤榮一
気候変動問題に声をあげる若者たちとの対話。斎藤幸平

 

【特集】いま政治がすべきこと
【対談】〝子育て応援〟は少子化ニッポンの最大のテーマ。駒崎弘樹×石井啓一
【ルポ】地域発の教育改革――相模原市の挑戦。中野千尋

 

【特集】歴史から現代を見る
【対談】現代の閉塞感から解放される『三国志』の痛快さ。塚本靑史×砂原浩太朗
【対談】日露戦争から学ぶ、戦争を止める〝知恵〟。安部龍太郎×佐藤優

 

【新連載】Z世代のリアル(2)
学校の民主化は先生にもプラスになる。室橋祐貴

 

連載ドキュメンタリー企画
民衆こそ王者 ――池田大作とその時代
希望をつなぐ人篇(20)

 

【特別寄稿】井上尚弥vsバトラー観戦記

敗者を嗤うことは、勝者をも嗤うことになる。天野純希

 

【クローズアップ】大野俊三

被災地に響き渡れ!希望のトランペット。

 

【人間探訪】湯川れい子

「いのちを寿ぐという点では、ミーハーも推しも同じですね」

 

【アスリート列伝】髙梨沙羅

どこまでも遠くに飛びたい、鳥のようでありたい。

 

【シリーズ】 シニアのための「生き生き」講座

今日から始められる「薬膳」で〝良い老い方〟をしよう。麻木久仁子

 

 

【好評連載】

【連載対談】ニッポンの問題点(62)
自動運転技術で、二〇三〇年の日本はどう変わる? 加藤真平×田原総一朗

 

【連載】鎌田實の「希望・日本」(33)
安心して子どもを生み育てられる社会を築くために。鎌田 實

 

宿帳拝見――「あの人」が愛した湯(13)

 『雪国』と越後湯沢温泉「高半」。山崎まゆみ

 

【対談】高島礼子の歴史と美を訪ねて(29)

「負けない人生」を生きた女性を描きたかったのです。古川智映子×高島礼子

 

世界への扉(75)

防衛費2%がもつ意味とは。三浦瑠麗

 

トクサンの「人間野球」日誌(18)
 2023年プロ野球新戦力の期待値。トクサン

 

池田思想の源流――『若き日の読書』を読む(14)
生死を超えた永遠の師弟。
佐藤 優

 

 真説!始皇帝⑦
 始皇帝の死と奸臣の暗躍。塚本靑史

 

【連載小説】
梧桐に眠る(13) 澤田瞳子

吉野朝残党伝(25) 天野純希

第40回 読者手記発表!
テーマ「わが家のお正月」
読者手記 大募集!
(第43回 テーマ 「端午の節句」の思い出)

 

USHIO情報BOX
潮マネー講座(ポイント)/シニア必見! 口腔ケアで健康長寿(唾液をたくさん出そう!)/ecology&economy家計にやさしいエコライフ(ワンアクションでずっとお得)/知って得する 熟年世代の生活の知恵(冬に訪れる熟年世代の危機!?)/脳トレでリフレッシュ(入浴トリビアクイズ/クロスワードパズル/ナンバープレイス)/家電におまかせ!手軽にクッキング/おうち時間に簡単体操(寝たまま脚を開閉 お腹や下半身を鍛えよう)/楽して楽しむガーデニング(多肉植物の育て方)/サトミツの お掃除QA/シネマ&DVD/ステージ&ミュージアム/短歌/俳句/時事川柳/ちょっぴり気になるGoodsFoods(ヘルシー食材が人気)

ずいひつ「波音」
こころを聴く(86)無言館の無言。中西 進/〝草食男子〟はなぜ誤解されたのか。深澤真紀/たとえ言葉にならなくても。恩蔵絢子/ハエは世につれ、世はハエにつれ。小松 貴/東京タワーって全く魅力ないだろ。山田 航
PEOPLE2023
/世界のネコたち(静岡県)/ティー・エイジ流カフェ散歩(曲線美と庭を愛でる家族の純喫茶)/潮トピックス(ドーハに吹いた青き旋風)/四季の風景(誌上! 初日の出)

潮ライブラリー/新聞クリッパー/今月のちょっといい話/囲碁・将棋/読者の声/編集を終えて

読みどころ

【特別企画】激動の世界と日本の岐路

東アジアの平和を保つ「抑止力」を構築せよ。 船橋洋一(ジャーナリスト)

「連亜連欧」という時代の波の先端をつかめ。 進藤榮一(筑波大学名誉教授)

気候変動問題に声をあげる若者たちとの対話。 斎藤幸平(東京大学総合文化研究科准教授)

 日本を取りまく安全保障環境が大きく変化する中、岸田首相が2023年度から五年間の防衛費増額を打ち出し、大きな話題となりました。「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」のメンバーでもあった船橋洋一氏が、ウクライナ戦争の教訓などを通して、防衛力強化の意義とポイント、さらにはサイバーセキュリティの必要性を解説します。

 つづく進藤榮一氏は、ウクライナ侵攻の間隙を縫って、世界の覇権がアメリカから中国へ移ることを予測。そのなかで、日本が生き残るために求められる大局的視野と戦略を論じます。特にパクス・アシアーナの時代に日本は、明治以来の「脱亜入欧」路線から、中国を中心とした「連亜連欧」へと舵を切ることが重要だと説きます。

 最後は、気鋭の学者である斎藤幸平氏が、202211月にエジプトで開催された「国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議」(COP27)に参加した二人の若手活動家と、気候変動問題について語り合います。なぜ彼らがこれほど焦燥感を抱いて行動・発信しているのか、私たち大人は虚心坦懐に耳を傾けるべきだと痛感します。

 

 

【特集】いま政治がすべきこと

〈対談〉”子育て応援”は少子化ニッポンの最大のテーマ。

 駒崎弘樹(フローレンスグループ会長CEO/認定NPO法人フローレンス会長)× 石井啓一(公明党幹事長/衆議院議員)

〈ルポ〉地域発の教育改革──相模原市の挑戦。 中野千尋(フリーライター)

 日本の育児の現状に警鐘を鳴らし、自ら病児保育サービスを開始、さらに政策起業家として積極的に発信をしている駒崎弘樹氏が、「子育て応援トータルプラン」政策を実現した公明党の石井啓一幹事長と、政治の役割や日本の置かれている厳しい現状について、丁々発止の議論を繰り広げます。なかでも2021年に過去最少となった出生率の問題は、もはや待ったなしの状況。公明党は「子育て政策」を一丁目一番地に据えて取り組むと表明し、議論を締めくくります。

 続いては、「夜間中学」設立に、学校図書の拡充、給付型奨学金の充実などを、行政として取り組んできた神奈川県相模原市を取り上げます。年齢も国籍も様々な生徒たちが通う相模原市の夜間中学は、自治体の壁を突破したことが特徴的。そこには、日本の教育制度の改善点のヒントが散りばめられていました。また年々減らされている学校図書費の拡充に動いたのも、未来の人材育成のために学校や書店、そして政治が一体となって取り組んできたことが分かります。この二つの政策実現に奔走してきた公明党の県会議員、市会議員の連携プレイを紹介します。

 

 【特別寄稿】

井上尚弥VSバトラー観戦記──敗者を嗤(わら)うことは、勝者をも嗤うことになる。

天野純希(作家)

 昨年末に史上9人目の世界四団体統一を果たした、プロボクサーの「モンスター」こと井上尚弥選手。ボクシングに造詣の深い作家の天野純希氏が、6月のノニト・ドネア戦に続き、世紀の一戦となったポール・バトラー戦を誌上実況解説します。

 天野氏の筆は、井上選手の猛攻に耐えながら、11ラウンドまでリングに立ち続けたバトラー選手に光を当てます。ガードを固めなかなか攻撃しないバトラー選手に対し、会場からは心ないヤジも飛びましたが、「そのタフさとディフェンス技術、そして精神力は、讃えられることはあっても、断じて非難されるべきものではない。彼を嗤う資格のある人間は、この世に一人もいないと僕は思う。敗者を嗤うことはすなわち、勝者をも嗤うことになるのだ」との天野氏の一言が、痛烈に胸に刺さりました。

 

 【連載】高島礼子の歴史と美を訪ねて 第29

「負けない人生」を生きた女性を描きたかったのです。

 古川智映子(作家)× 高島礼子(俳優)

 エッセイ「負けない人生」が大好評の作家・古川智映子さんが、高島礼子さんの人気対談企画に初登場!

 NHKの朝ドラ「あさが来た」の原案となった『小説土佐堀川』のヒロイン広岡浅子や、昨年に復刊された『家康の養女 満天姫(まてひめ)の戦い』(ともに潮文庫刊)の創作秘話を縦横無尽に語ります。

  この二人の主人公に共通するのは、「いかなる苦難にも負けず、一度決めたことは最後までやり通す」精神力の強さでした。

  古川さんご自身の逆境を乗り越えてきた経験が乗り移り、歴史に埋もれた彼女たちを現代に蘇らせたエピソードに、高島礼子さんも「私も頑張らなくちゃ」と大感激。ぜひお読みください。

 

 

連載ドキュメンタリー企画(141

「民衆こそ王者 池田大作とその時代」希望をつなぐ人篇(20

1970年(昭和45年)1月、

池田大作は子どもたちのために長編詩「大いなる希望」を発表。

それはまさに言論出版問題で創価学会が厳しい批判にさらされている時期だった。

体調不良に重なった苦境──翌年、池田は〈私にとって最も辛い時であった〉と。

当時、ライフワークである小説『人間革命』に描いたのは、

宗門内で〈戸田城聖を処分せよ〉と声があがった、ある事件だった。

言論出版問題の嵐の中で、池田は何を綴り残そうとしたのか。

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