潮出版社
 
 
潮2021年10月号
月刊「潮」 潮2021年10月号
発刊日
2021年9月3日
価格
660 (本体 600円)

目次

【特別企画】時代の分岐点に立って

二〇五〇年の日本のために今すべきこと。広井良典

スペイン風邪に学ぶ コロナ終息までの歴史シミュレーション。磯田道史

なぜ日本ではLGBT差別を禁止できないのか。松岡宗嗣

その振る舞い、無自覚ハラスメントかもしれません。奥田祥子

鎌田實の「希望・日本」(17) 

 一人暮らしのほうが老後は幸せ?鎌田 實

【連載対談】ニッポンの問題点(46)

 女性首相が誕生すれば日本は大きく変わる。小木曽麻里×田原総一朗

 

 

【特集】日本政治の焦点

【対談】「ビジョン」と「哲学」を語れる政治家が必要だ。牧原 出×吉田 徹

国民のために政治はある――公明党の使命と決意。山口那津男

 

 

【新連載】深掘り!「三国志」(3)

 劉邦と劉備の思わぬ共通点。塚本靑史

 

 

【新連載】トクサンの「人間野球」日誌(2)

 皆がエースで4番を目指す必要はない。トクサン

 

 

連載ドキュメンタリー企画

民衆こそ王者 ――池田大作とその時代

<識者の声>篇

創立者から受け継いだ襷を次世代へ繋ぐ使命。

小川哲生

 

 

【人間探訪】

夏木マリ

行動しない人が悩んでる。半歩でもいいから動いてみて。

 

 

【ルポ】

大迫傑の挑戦はこれからも続いていく。酒井政人

 

【アスリート列伝(1)】

川井梨紗子/川井友香子

夏季五輪日本初の「姉妹で金メダル」

 

 

【アスリート列伝(2)】

阿部一二三/阿部 詩

「兄妹で金」――柔道日本、快挙の背景。

 

 

ミニ県民事典<東京五輪編>

 

 

【シリーズ】シニアのための「生き生き」講座

いつまでも若々しい「声」を保つ方法。本橋 玲

祝スマホデビュー! でも危ない罠には要注意。高橋暁子

マスク不調に負けない"肺活"のススメ。今井一彰

自分でできるツボ押しで秋バテ解消!柳本真弓

 

 

【対談】ダイナミックな江戸時代――幕末・開国の真相。安部龍太郎×佐藤 優

 

 

【対談】高島礼子の歴史と美を訪ねて(13)

 秀吉朝鮮出兵の謎に迫るミステリー。門井慶喜×高島礼子

 

 

【ルポ】日本生まれの無国籍女性が直面した困難。高橋幸春

 

 

【好評連載】

世界への扉(60)

カブール陥落に見る米国二〇年の徒労。

三浦瑠麗

 

 

名越康文のシネマ幸福論(36)

「継続」という人生哲学。

名越康文

 

 

寄せ場のグルメ(27)

<番外編>寄せ場の「読書」。

中原一歩

 

 

大相撲の不思議(70)

昇進口上。

内館牧子

 

 

【連載小説】

蒼天有眼――雲ぞ見ゆ(27)

山本一力

 

 

水の月(15)

中江有里

 

 

吉野朝残党伝(9)

天野純希

 

 

第24回 読者手記発表!

テーマ「私の読書体験」

読者手記 大募集!

(第27回 テーマ お稽古事と私)

 

 

USHIO情報BOX

暮らしの相談室【貯蓄編】(贈与税や相続税対策で気をつけるべきこと)/ecology&economy 新しい生活様式のエコライフ(洗濯時の節水 ~洗濯物を減らす工夫を~ )/熟年世代の危機管理術(災害に役立つ自治体の制度)/SAFETY&SECURITY IT博士と学ぶデジタル社会の歩き方(Twitterで応援メッセージをおくろう)/楽して楽しむガーデニング(キンモクセイを楽しむ)/ナンバープレイス/手近な素材で簡単おうちごはん(サバ缶)/近ごろ…カラダが何かヘン!?(耳鳴りがする)/サトミツの知っててよかった!お掃除豆知識(シューズボックスを清潔に)/おうち時間に簡単体操(空飛ぶイメージで背中の筋肉を強化)/シネマ&DVD/ステージ&ミュージアム/短歌/俳句/時事川柳/最近気になるモノ(防災スリッパ)

 

 

ずいひつ「波音」

こころを聴く(70)田宮虎彦の蹉跎。中西進/「生涯現役」実現への壁。太田 肇/父の桜蘭への思い。浦城いくよ/マンションの真実はちょっと不都合。榊 淳司/「移民」inスペイン。工藤律子

 

 

PEOPLE2021/世界のネコたち(北海道)/”ティー・エイジ流”カフェ散歩(水平線の彼方をのぞむ絶景カフェ)/四季の風景(星に願いを)/トピックス(くじらびとの物語)

 

 

潮ライブラリー/新聞クリッパー/今月のちょっといい話/クロスワード・パズル/囲碁・将棋/読者の声/編集を終えて

読みどころ

【特別企画】時代の分岐点に立って より

スペイン風邪に学ぶコロナ終息までの歴史シミュレーション

磯田道史(歴史学者)P.40

 新型コロナウイルスのパンデミック(広範囲に及ぶ流行)が起こってから、一年半が経ち、

最近では感染力の極めて高い変異株・デルタ株が登場。新規感染者や重症者が大きく増えています。

 この新型コロナをめぐる経過について、磯田氏は「100年前のスペイン風邪と似た挙動をしはじめた」と語ります。

本記事では新型コロナとスペイン風邪を、統計的な数字、進行パターンなどについて引き比べ、ヒントを得ようと試みられています。

まず、感染者や死者の割合について比べると、スペイン風邪の被害の大きさが目につくとともに、

新型コロナによる被害が今後さらに拡大しても不思議ではないと論じられています。

また、磯田氏は、スペイン風邪のパンデミックの進行パターンには次の7段階があったことに言及します。

①未知の感染症ウイルスの出現、②初期の感染進行、③ウイルスの変異と感染力の強化、④変異ウイルスによる大流行、

⑤感染者・死者の増加と生存者における抗体・免疫の獲得、⑥感染しにくかった人や地域への感染拡大、

⑦国民の多くが感染して免疫を獲得し、終息。

この段階に照らすと、新型コロナのパンデミックの現在地は、実はまだ第4段階から第5段階あたりにあるのです。

「まさに正念場」の今、どんな対策が求められるのか。歴史を踏まえた考察をお読みください。

 

なぜ日本ではLGBT差別を禁止できないのか

松岡宗嗣(一般社団法人fair代表理事)P.46

 LGBTとはレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーといった、性的マイノリティを表す言葉の一つです。

松岡氏は「近年、LGBTを取り巻く環境は世界的にも変化しつつあります」と言及。

日本でも「性的指向(恋愛や性的な関心がどの性別に向くかを示す概念)や性自認(自分の性別をどのように認識しているかを示す概念)に関する差別的取り扱いの禁止を明記した条例の施行や、パートナーシップ制度(性的マイノリティのカップルを婚姻に相当する関係と公認する制度)の導入」など、性の多様性への理解や法整備の進展が地方行政においてはみられています。

 一方で、国としての法整備は世界と比べて顕著に遅れています。本年5月、自民党が、自ら中心となって作成した「LGBT理解増進法案」の国会への提出を見送ったことは象徴的です。「性的指向及び性自認を理由とする差別は許されない」という最低限の“前提”を確認しただけの、ほんのわずかな前進であった同法案にすら、自民党の一部の議員が激しく反発したそうです。

しかも、その言い分には法案の目的や基本的な理念について重大な認識の誤りがありました。

 一方、松岡氏は「法整備の議論で公明党は重要なポジションにいる」「自民党と野党の間の調整役として、これからの動きにも期待し、注目したい」と語ります。平等で公正な社会に向けた日本の課題が浮かび上がる記事になっております。

 

【特集】日本政治の焦点 より

国民のために政治はある――公明党の使命と決意

山口那津男(公明党代表)P.82

 8月下旬の時点で、「第五波」ともいわれる新型コロナの感染拡大が続いています。

不安を抱える人々が増えてくるなか本記事では、日本再生に向けて公明党がどんな取り組みを行っていくのかを、

山口代表に語っていただきました。

 公明党は2021年の政策パンフレットのなかで、3つのアクションを公約として掲げます。

アクション1は「ポストコロナへ 経済と生活の再生を」、アクション2は「つながり 支えあう社会へ」、アクション3は「子育て・教育を国家戦略に」です。

 紙幅の都合上、ごく一部ではありますが、それぞれのアクションの内容として、国産のワクチンと治療薬の開発、孤独・孤立対策を担うNPO法人への支援、困窮者への住宅手当制度の創設、不妊治療への保険適用など、具体的な政策がいくつも語られています。

 日本も世界も岐路に立っている現代、「確固たる価値観と理念をもち、全体を見てバランスを取りながら実行する政党」――

公明党の存在がいや増して必要になっています。その公明党の目指すビジョンがよくわかる記事になっています。

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