潮出版社
 
 
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著者名
手塚治虫
カテゴリ名
本/コミックス潮漫画文庫
発刊日
1993年3月10日
判型
文庫判
ページ数
285
ISBNコード
978-4-267-01311-9
Cコード
0179
価格
534 (本体 485円)

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作品概要

なだ いなだ(作家)「解説」より
現代の世界の宗教状況を見ると、ブッダの現代性がよみがえってくる。仏教を開いたブッダが、ただの人であった意味が、全知全能の神の力を頼らず、無力なけし粒のような存在であったことの意味が、そのけし粒が、自らの手で、自らを救うことを試みるべきだというブッダの実践の意味が、現代によみがえってくる。これこそ宗教対立からくる世界平和の袋小路からの脱出法ではないか。

目次

【第六部】
第4章 狂女ヴィサーカー/第5章 ルリ王子との再会/第6章 意志と意志/第7章 解放の日/第8章 ダイバダッタの陰謀/第9章 ナラダッタ/第10章 祇園精舎
ブッダの旅の行程図
解説 なだ いなだ(作家)

【第11巻】あらすじ

【第六部】


第4章 狂女ヴィサーカー
ブッダはヴィサーカーの部屋で幻覚剤を見つけて薬をかくし、ヴィサーカーを町から連れ出した。途中で、アナンダはヴィサーカーが死んだと見て置いていこうとするが、ブッダは引き返す。そのとき回復したヴィサーカーが走ってきた。


第5章 ルリ王子との再会
アヒンサーはブッダを矢で射るが、アナンダと闘って穴に落ちた。死に瀕したアヒンサーは、ブッダの話を聞いて弟子になりたいといった。ブッダに「いいとも 生まれ変わってやってきなさい」といわれ、アヒンサーは死んだ。
ルリ王子はブッダに、こき使われているシャカ族と、囚われのスッドーダナ王を見せる。ブッダはルリ王子に「あなたはあわれな人だ」といった。
シャカ族の取り締まりをしているバッディヤが、ブッダに集会所で話をしてほしいという。ブッダは説法を始めた。


第6章 意志と意志
ラーフラはブッダのもとに駆け寄り名乗りをあげる。シャカ族の青年が蜂起を訴えたのに対し、ブッダはそれをいさめ、ルリ王子のほうが苦しんでいるという。
ルリ王子はブッダを呼びつけ「どうやったら苦しみからぬけだせるか教えろ」といった。ルリ王子とブッダは5時間も話し合ったが、ルリ王子は「おれの苦しみは、そんな説教じゃぬぐいとれない」という。


第7章 解放の日
ブッダはルリ王子と何日も何日も意見を戦わせた。12日めの夜、ルリ王子はついにシャカ族の解放を決めた。ルリ王子はブッダを自分の国へ招く。


第8章 ダイバダッタの陰謀
17歳になったアジャセ王子のもとへダイバダッタがやってきた。ダイバダッタはアジャセを王にする交換条件として竹林精舎の指導者になることを望み、アジャセ王の命令書を持って竹林精舎にやってきた。サーリプッタは教団全員を集合させて、何人がダイバダッタに従うかたしかめようといった。
ダイバダッタに従ったのは4分の1しかいなかった。ダイバダッタはコーサラ国への復讐をさせるといってタッタを誘う。ダイバダッタの一行は象頭山に向かった。
王となったアジャセは、父王を北の塔へ入れる。
タッタはカピラヴァストウまでブッダに会いにいくことにした。
サーリプッタは自然現象を利用して象頭山のサモンたちをつれもどした。


第9章 ナラダッタ
コーサラ国へむかっていたブッダは、ナラダッタの話を聞いて会いに行く。ナラダッタはブッダにクモの巣を指差し、ブッダはナラダッタの気持ちを理解した。
夜明け近く、ブッダがすこしまどろんだとき「アシタさま……私は……許されるのでしょうか」とナラダッタが声を出した。そのとき、洞窟の中いっぱいに、かぐわしいにおいと光がみち、ナラダッタの肉体は七色のもやにつつまれ光り輝いた。
ナラダッタが「まだ私の役目は残っております」というと、声はいった。「おまえはその人を見つけたのだ。おまえの前にいる人がその人だ」。
ブッダは生涯を自然にゆだねて終わることが、いかに感動的なものかを知った。その日から、ブッダは自分の生涯の終わりの日のことを深く考えるようになった。


第10章 祇園精舎
コーサラ国の長者スダッタが、ルリ王子の息子ジェータ王子に庭園をゆずってほしいといった。王子は「ほしいなら、園いっぱいに金貨をしきつめよ」という。
ルリ王子はパセーナディ王から、シャカ族をねだやしにしなければ王位をゆずらぬといわれ、カピラヴァストウへ出陣した。
スダッタは4年前ブッダに会い、ブッダのために地上最高の僧園を提供しようと決めた。スダッタはジェータ王子の園に金貨をしきつめるために、邸も奴隷も全部売ると、自分はスラム街に住んでこじきをして金をためる。王子は「おまえに負けた。荘園はタダでゆずってやるぞ」という。

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