本の内容:
魏の重臣たちから力づくで退位を迫られた献帝は、ついに脅迫に屈し、詔書を書き、受禅台を造って、禅譲の儀式を行った。
皇帝となった曹丕は、国名を大魏と号し、年号を黄初と改める。
献帝は、わずかな旧臣をともなつて田舎へと落ちていった。
これを知った劉備は病の床に伏すが、翌年4月、玉璽を得て蜀の皐帝となる。
臣下の反対を押し切り、75万の大軍を率いて呉討伐に出発した劉備のもとに、驚くべき悲しい知らせがもたらされた。
目次:
新帝/蜀皇帝/張飛の最期/張苞と関興/腕くらべ/連戦連勝/三虎逝く/快進撃/仇の片割れ/霊に捧ぐ/若き総司令/持久戦/火攻め/石兵八陣/魏呉攻防戦/玄徳没す
〔付録〕
三国志関連地図
夷陵の戦い図
三国志ビジュアル 劉備終焉の地・白帝城 写真と文/吉崎和昌
孔明は恩師 荒俣宏(作家)