本の内容:
曹操は、蔡和・蔡仲を「埋伏の毒」として呉軍に送り込むが、周瑜はそれを逆に利用しようと計る。
黄蓋は衆人の前で周瑜に逆らって杖百打の刑を受け、これを恨んで曹操のもとへ降ると見せかける「苦肉の策」を用いた。
始めのうち黄蓋を疑っていた曹操も、自らが送り込んだ蔡和・蔡仲の報告によって、黄蓋の降伏を信じるにいたる。
その頃、周瑜の陣には、伏竜と称された孔明と並んで鳳雛と呼ばれた龐統が現れ、ある計略を提言していた。
目次:
埋伏の毒/裏の裏/鳳雛立つ/見破られた火計/鉄鎖の陣/突風/東南風/誓紙/青竜旗/赤壁の戦い/敗走/炊煙/山越え/功なき関羽/城とり優先権/呉軍のつまずき/夷陵城攻略
〔付録〕
三国志関連地図
赤壁の戦い図
「友情物語」としての『三国志』 タケカワユキヒデ(音楽家)