本の内容:
公孫瓚のはからいで、玄徳は平原の相に任ぜられた。
趙雲は玄徳の部下になりたいと願うが、玄徳はまだその時ではないと断る。
そのころ南陽の太守袁術は、恩賞をよこさない兄の袁紹をうらみ、兵糧を貸さない荊州の劉表をうらんで、偽りの書を孫堅に送った。
孫堅はこの計画を利用して荊州に攻め入るが、戦いのさなかに落命する。
長安では、董卓の専横ぶりはますます激しくなり、董卓を滅ぼすために、ひとりの美女が命をかけようとしていた。
目次:
孫堅立つ/荊州攻略/凶兆/王允のたくらみ/亀裂/絶纓の会/董卓暗殺計画/曹嵩の死/休戦勧告/悪来典韋/罠と罠
〔付録〕
三国志関連地図
貂蝉おぼえ書き 雑喉潤(名古屋自由学院短期大学教授、中国文学研究家)