混迷する現代社会をどう生きればいいのか。
山積する難局をいかに乗り越えればいいのか。
稀代の碩学が、日本人の進むべき道を
わかりやすく照らし出す、
「山崎文明論」の真骨頂!
「歴史に耳を澄ませながら未来を見つめる
本書は、日本人の羅針盤となる」
姜 尚中(東京大学名誉教授)
「山崎文明論」が21世紀の日本を斬る!
「この本が私の著書として過去に例を見ないのは、数編だが
私の身辺雑記に似たものが巻中に含まれていることである。
じつは半世紀にわたる私のもの書き生活の中で、つねに厳しく
自分に禁じてきたのが、みずからの私生活を語ることであった。
(中略) だがこの数年、老いの衰えをわれながら実感するなかで、
あえてそれを隠さずに生きることも一つのもの書きの
覚悟ではないか、と考えるようになった。(中略) このひそかな
覚悟の変化が私の表現活動にどのような影響を与えるか、
自分で自分に興味をいだいている。」 (「あとがき」より)