潮出版社
 
 
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著者名
松本侑子
カテゴリ名
本/単行本
発刊日
2011年06月01日
判型
四六判
ページ数
211
ISBNコード
978-4-267-01873-2
Cコード
0095
価格
1,650 (本体 1,500円)

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作品概要

自伝的小説の舞台へ
生涯の土地へ


「思い出」「富嶽百景」「津軽」「人間失格」
初恋・自殺・結婚・戦争・流行作家……
人生と名作をたどるエッセイ集


『恋の蛍 山崎富栄と太宰治』で新田次郎文学賞を受賞した松本侑子氏が描く、太宰治テーマの第2弾! 著者撮影の写真も豊富に収録。カラー口絵16 ページ!


生みの母と育ての母、芸者と同棲、女教師と見合い結婚、二人の愛人、そして情死……。女たちを愛し、愛された実人生を描いた太宰の名作の数々。
その舞台を旅して、昭和の文豪の生涯をたどる感動の紀行エッセイ集。
日本の1都8県を旅して撮ったカラー写真34枚、白黒写真74枚を収録する愛蔵版。

目次

太宰治 愛と文学のアルバム
旅のはじめに
自伝的小説の地図


第一章 「思い出」 
 幼少期から、葡萄(ぶどう)狩りの初恋まで……金木、青森、浅虫温泉


第二章 「津軽」  
 花柳界と左翼活動の高校生……弘前、青森、大鰐温泉


第三章 「東京八景」「姥捨」 
 上京、天国と地獄の二十代……東京、鎌倉、三島、沼津、湯ヶ野、谷川温泉


第四章 「富嶽百景」
 富士には月見草、再起をかけた結婚……御坂峠、甲府


第五章 「故郷」「津軽」 
 故郷、汝を愛し、汝を憎む……津軽半島(蟹田、竜飛岬、五所川原、木造、鰺ヶ沢、深浦)


第六章 「十五年間」「惜別」「薄明」 
 戦時下の良心ある作家として、父として……甲府、金木


第七章 「冬の花火」「メリイクリスマス」   
 敗戦。戦後日本への疑問……金木、三鷹


第八章 「斜陽」
 滅びゆく貴族から無頼派作家へ……下曽我、西伊豆三津浜


第九章 「人間失格」 
 肉体は滅び、文学は永遠の命を得る……熱海、大宮、三鷹


旅の終わりに