潮出版社
 
 
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著者名
鶴見俊輔 重松清
カテゴリ名
本/単行本
発刊日
2010年01月05日
判型
小B6判
ページ数
161
ISBNコード
978-4-267-01840-4
Cコード
0095
価格
1,047 (本体 952円)

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作品概要

家族とは、友情とは、人生とは――


この国に生きるすべての人たちへ。日本を代表する哲学者と人気作家による最高峰の対談がここに実現! 私たちの進むべき未来へ向けられた、哲学者と小説家のまなざし。


目次

はじめに 重松清

第一章 子供たちにとって必要な“二つの物差し”
 日本の本当の教育は明治時代に終わった/“箱モノ化”する教育で人材を輩出できるか/学校教育におけるゲマインシャフト/制度や体制が有為な人材を潰す/「仏作って魂入れず」の学校教育/人生に必要な“二つの物差し”/第一章対談を終えて

第二章 家族とは、どんな意味を持つ“場”か
 “親の愛”が子供をダメにする!?/時とともに失われた「ふるさと」のモデル/いまになってわかる親の躾の意味/父親の権威をつくっていたもの/「家族」とは失敗を許し合える関係/家庭がめざすべき里程標とは何か/第二章対談を終えて

第三章 エピソードのない友情は寂しい
友達との人間関係に息が詰まる子供たち/具体的エピソードが少ないいまどきの友情/路地の消失で消えた子供たちの“ルール”/ケンカをしない仲が友達なのか?/他人との距離感は兄弟ゲンカで学べ/どのような関係を本当の友達というか/第三章対談を終えて

第四章 幸せな「老い」を迎えるために
姉が最後に残した愛のある「言葉」/自分の血となり肉となった書物/「人生八〇年時代」に必要な気がまえとは/老年になってからも何事かはできる!/言葉にも滲み出るその人の生きざま/「老い」を迎える準備で大切なこと/第四章対談を終えて

第五章 「師弟」から見た日本人論
 一人の人間の育成に必要な周囲の“力”/ダメな教師ほど自分を模倣させようとする/いちばん幸せな学び方とは/わが生涯の師から学んだ終生の指針/「弱さ」「弱点」の自覚から師弟関係は始まる/松陰が弟子に伝えた「仕草」と「カタチ」/第五章対談を終えて

あとがきにかえて 鶴見俊輔