『三国志メシ』を作ろう!

ご自宅でも『三国志メシ』は作れます!

是非、『三国志メシ』を自分で作って堪能してみてください。

第10回  「三国志時代のお菓子」より 「あんこちまき」と「杏仁酥餅(かんこもち)」のレシピ

料理監修=茂手木 章(中華料理人・点心師)

●あんこちまき(笹ちまき)●

【材料】

(10個分)

上新粉…………300g

熱湯……………150ml

白玉粉…………60g

水………………60ml

笹の葉(水でもどす)

………10枚

たこ糸……………………適量

 

●餡の材料

甘栗(皮を剥いたもの)…………10粒

干しナツメ…………10粒

砂糖…………………20g

 

 

【作り方】

① 干しナツメは水に一晩つけて戻す。水につけておいた干しナツメの種を取って、みじん切りにする。甘栗もみじん切りにする。

② ボウルになつめと甘栗のみじん切りと砂糖を入れてよく混ぜ、餡を作る。

③ ボウルに上新粉を入れて、その中に熱湯を入れて、ヘラでよく混ぜる。

④ 別のボウルにて白玉粉と水を入れて練る。

⑤ ③と④を一緒に練って、固まりになったら台に出して、手で練る。

⑥ ⑤を10等分にして、8㎝位の四角に広げる。その上に餡をのせて半分に折り、周りを貼り合わせる。できたものを笹の葉で包み、たこ糸で交差に結ぶ。

⑦ 蒸し器で20分ほど蒸して、出来上がり。

 

※笹の葉は、とてもデリケートで破れやすいため、包むときにはご注意を! 三国志時代は、果物や果実などがお菓子の甘味として使われていました。現代風にアレンジしましたが、それでもどこか懐かしく、素朴な優しいお味。甘党の方は、生地に砂糖を入れてもOKです。

 

※粉の種類や産地によっても若干、仕上がりが変わってきますので、適度にやわらかな弾力のある生地になるよう、熱湯や水の量をご調整してくださいね。

 

●杏仁酥餅(かんこもち)●

【材料】

(25枚分)

薄力粉…………250g

カスタードパウダー…12g

砂糖…………125g

ショートニング……125g

卵………2個

重曹……6g

杏仁……25粒

 

 

 

【作り方】

① ボウルに砂糖とショートニング、重曹を入れてよく混ぜる。卵1個も加えてよく混ぜ、薄力粉とカスタードパウダーを加えてよく練って、1時間位、生地を寝かせておく。

② ①を長細い筒状に伸ばし、25等分に切り分ける。1個づつ手で丸めて上をつぶし、天板に並べる。生地の上に、卵液をハケで塗って、杏仁を飾りとしてのせる。

③ オーブンで170度位で8~10分ぐらい焼いて、出来上がり。

 

※中国語で「餅」とは〝焼いたもの〟の意味。三国時代の「杏仁酥餅(かんこもち)」は牛乳と小麦粉と蜜をつかった〝クッキーの元祖〟といえるもの。現代の子どもたちにも美味しく食べてもらえるよう、クッキー風にアレンジしました。

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