潮出版社
 
 
潮2019年3月号
月刊「潮」 潮2019年3月号
発刊日
2019年2月5日
価格
637 (本体 590円)

目次

【特別企画】現代のリーダー像を考える。
・【対談】次世代のリーダーシップ論とは。 姜 尚中vs出口治明
・【対談】『孫子』に学ぶ勝利のリーダー学。 佐々木常夫vs守屋 淳


【特集】「日本の活路」を求めて。
・【連載】ニッポンの問題点15 

世界経済のリスクと日本の生き残り戦略。 竹中平蔵vs田原総一朗

・【対談】SNS時代と日本政治のリアル。 西田亮介vs佐藤 信

・二〇一九年の日本経済を展望する。 熊谷亮丸

・中道政党・公明党の果たすべき使命。 斉藤鉄夫


・「日本離島改造論」のすすめ。 橋本晃和


・【新連載小説②】 蒼天有眼 雲ぞ見ゆ。 山本一力


・連載ドキュメンタリー企画100
民衆こそ王者 池田大作とその時代
未来に生きる人篇(3)


・【シリーズ】鎌田實の輝く人生の「終い方」1 

「死」のそばに立つ仕事。 徳永 進vs鎌田 實


・【ルポ】北方領土問題の淵源を探る。(中) 粟野仁雄


・【ルポ】生きる力を育む〝奇跡〟の音楽学校。 東 晋平


・日本の島を旅する⑥  礼文島
人々を魅了し続ける北のロマン島。 山口由美


・アイヌの食と薬草文化。 飯田裕子


・【人間探訪】原田龍二
一期一会という点がつながり、線となって
いくことが旅の醍醐味です。


・【特集】宮崎
・くらしの豊かさ日本一を目指して。 河野俊嗣
・何事にも屈しない都農魂。 河野正和
・観光立県・宮崎に創出された文化の力。 渡邊綱纜
・農業振興と地域貢献に全力を尽くす。 福良公一
・宮崎の魅力をアジアへ発信!  津隈佳三
・人間らしさを取り戻す医療。 柴田紘一郎
・子どもたち、宮崎の未来のために。 上原道子
・時代に先駆けた発想で環境保全に貢献。 黒田 實
・〝しあわせ食〟を世界へ発信。 田中耕太郎
・寄生虫感染症から国民を守る。 丸山治彦


【新連載小説③】芦東山。 熊谷達也


・【アスリート列伝】 渡邊雄太
NBA鮮烈デビュー! 苦難をバネに努力し続けた男。


・【連載】シルクロード「仏の道」紀行⑧
莫高窟とめまい。 安部龍太郎


・連載 師弟誓願の大道 小説『新・人間革命』を読む⑤
ゴルバチョフ訪日はなぜ実現したか。 佐藤 優


・連載 名越康文のシネマ幸福論⑥
「怒り」は昇華できる。 名越康文


・連載 世界への扉31
トランプ化が進む米国政治。 三浦瑠麗


連載小説⑥
覇王の神殿。 伊東 潤


・連載 シルバー・アンダーグラウンド~ 置き去りにされる高齢者たち~⑦
鯨と生きる世界ー太地町の捕鯨文化。(下) 石井光太


・連載小説23(最終回) セバット・ソング。 谷村志穂


・連載エッセイ27 小さな幸せ探検隊。 森沢明夫


・連載 大相撲の不思議39  塩。 内館牧子


【ushio情報box】
暮らしの相談室(年金編)(「ねんきんネット」は便利ですか?)/初心者のためのスマホ活用術(「SNS映え」する写真を撮りたい!)/地球にやさしいエコライフ(冬の上手なお湯の使い方)/悠々在宅介護術【食べる編②】(「飲み込みにくい」を何とかしたい!)/最近気になるMONO(お風呂で足ケア)/災害と防災(津波の予兆とは)/主治医は自分! 未病発見・予防(冷え疲れ)/ナンバープレイス/おいしく食べて健康づくり(花粉症予防)/ビューティー・タイム(ベースメイクで差をつけよう)/シネマ&DVD/ステージ&ミュージアム/短歌/俳句/時事川柳/前新式 座ってできるリンパストレッチ(体幹ねじりストレッチ)


【ずいひつ「波音」】

こころを聴く39 戦争のなかった平成。 中西 進/逆縁の菩薩。 山田昌弘
/日英友好の桜に願いを込めて。 阿部菜穂子/嗟呼国民之友生れたり。 木村 洋/イヤなおじさんになりたくない。 前田将多


【カラーグラビア】

PEOPLE2019/世界のネコたち(ブータン)/〝ティー・エイジ流〟カフェ散歩(カフェと人をつないで旅をする)/日本紀行(宮崎)


潮ライブラリー/新聞クリッパー/今月のちょっといい話/クロスワード・パズル/囲碁・将棋/読者の声/編集を終えて

今月の注目記事

【特別企画】現代のリーダー像を考える
●【対談】「次世代のリーダーシップ論とは」姜 尚中(東京大学名誉教授)vs出口治明(立命館アジア太平洋大学学長)
●【対談】「『孫子』に学ぶ勝利のリーダー学」佐々木常夫(佐々木常夫マネージメント・リサーチ代表)vs守屋 淳(作家)

 

 今号の特別企画は「現代のリーダー像を考える」と題し、困難な時代にあって、日本の未来を切り開くリーダーの姿、リーダーの哲学について語り合う対談を取り上げた。
 1本目の対談では、長崎県の鎮西学院で学院長を務める姜氏と、大分県の立命館アジア太平洋大学で学長を務める出口氏が、次の世代を担う人材の要件、そして人材輩出のために必要な教育の在り方についてさまざまな観点から意見交換を重ねている。明治維新以来の日本の教育から、現代世界を牛耳る多国籍企業のリーダーまで、縦横無尽の語らいを是非お読みいただきたい。
 2本目の対談では、ビジネスの世界で大きな功績をあげている佐々木氏と中国文化の専門家である守屋氏が、「経営戦略の神髄の書」とも呼ばれる『孫子』を題材に、古典が映し出す現代のリーダーについて語り合った。


【特集】「日本の活路」を求めて

●【連載】ニッポンの問題点(15)「世界経済のリスクと日本の生き残り戦略」竹中平蔵(東洋大学教授)vs田原総一朗(ジャーナリスト)
●【対談】「SNS時代と日本政治のリアル」西田亮介(東京工業大学准教授)vs佐藤 信(東京大学先端科学技術研究センター助教)
●「2019年の日本経済を展望する」熊谷亮丸(大和総研常務取締役)
●「中道政党・公明党の果たすべき使命」斉藤鉄夫(公明党幹事長)

 

 昨年来、不安定な動向を見せる世界と日本の経済、そして閉塞感が漂う国内政治……。【特集】「『日本の活路』を求めて」では、混迷する日本社会の活路を探った。
 田原総一朗氏の好評対談ニッポンの問題点では、東洋経済大学教授の経済学者・竹中平蔵氏が登場。世界経済が抱えているリスクと、2019年の日本の現在地について詳しく論じられている。
【対談】「SNS時代と日本政治のリアル」では、若手実力派の学者である西田氏、佐藤氏が日本政治の構造的な行き詰まりをSNSをキーワードに読み解く。なぜ若者世代の投票率は低いのか、なぜ野党はあまり支持されないのか、政治とSNSの微妙な関係とは……。新しい視点に溢れた読み応えのある対談となっている。
熊谷氏は2019年の日本経済に暗雲をもたらしかねない、テールリスク(確率は低いが、発生すると甚大な悪影響を及ぼすリスク)を指摘する。アメリカ・トランプ政権の暴走、中国経済の想定以上の減速、ブレクジットの悪影響等々。テールリスクが現実となる前に、景気が良い今こそ日本は何をなすべきなのか、熊谷氏の提言にご注目いただきたい。
衆議院議員で公明党幹事長の斉藤鉄夫氏は、課題が山積する現代日本にあって、公明党が構想する中長期的なビジョン、そしてそのビジョンを達成するための道筋を明快に論じている。政権与党の一角として、日本政治のカギを握る公明党は何を目指しているのか。


●【シリーズ】輝く人生の「終い方」(1)

「『死』のそばに立つ仕事」鎌田 實(医師)・ゲスト:徳永 進(医師)

 

 鎌田氏の新シリーズ「輝く人生の『終い方』」。第1回は、鳥取市内でホスピスケアのある「野の花診療所」を開設し、ホスピス診療所と在宅ホスピスとで活動をつづける徳永氏との対談となっている。「死」から逃げ、「死」について考えようとしてしまう現代社会にあって、徳永氏の「『死』という“宝の経験”をしそびれるのは、あまりにももったいない」という言葉は読む人に鮮烈な印象を与える。「死」のそばに立ち続けてきた徳永氏と鎌田氏の、温かくも鋭い、生き死ににについての対談をご一読あれ。


【ルポ】「生きる力を育む“奇跡”の音楽学校」東 晋平(文筆家)

 

 本記事では、福岡市にある音楽学校・C&S音楽学院を取材している。C&S音楽学院は、レベルの高い講師陣を揃え、「高等学校卒業資格」が取れる高校コースを併設している。この学校には、熱い思いで音楽のプロを目指す若者だけが通っているのではなく、むしろ不登校や引きこもり、退学を経験してきたような若者たちが、単に「音楽が好きだ」という理由で各地から数多く集まって来ていたという。しかし、そうした困難な状況にあった子どもたち、若者たちが、C&S音楽学院での生活を通じて、自分の居場所を見つけ、あこがれや目標をもって音楽に夢中になったり、仲間のために協調や努力をしたり、別人のように生き生きと変わっていくというのだ。若者を蘇生させるC&S音楽学院の独創的な教育を追った。


●【人間探訪】「原田龍二ーー一期一会という点がつながり、線となっていくことが旅の醍醐味です」

 

 原田龍二氏はデビューから30年近いキャリアをもち、ドラマにも数多く出演する一方、鍛え抜かれた肉体美をタオルで隠すことなく、全裸で入浴する“温泉俳優”としても活躍している。デビュー当初は、芸能界が「自分を飾ったり、大きく見せたりしないといけない、虚飾の世界」に見えていたという。しかし、尊敬する先輩との出会いや、世界の秘境を旅するドキュメンタリー番組の出演といった経験をするなかで、原田氏は“格好をつけず、裸の自分をさらけ出す”という自身の信念を確立していく。文字通り、“裸一貫”の姿で人々を惹きつける原田氏の原点を聞いたインタビューとなっている。

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