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月刊「潮」20191月号 定価620円/毎月5日発売
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    【特別企画】漂流する世界のなかで。

    ●「米中衝突――『ルール形成者』を日本は目指せ」船橋洋一(ジャーナリスト)

    ●「中間選挙からアメリカの底流を読む」渡辺 靖(慶應義塾大学教授)vs三浦瑠麗(国際政治学者)

    ●「SNS時代における『メディアの論理』」佐藤卓己(京都大学大学院教授)ほか1

     今号では「漂流する世界のなかで」と題し、激化するアメリカと中国の対立によって不確実性を増している国際政治情勢のこれからを読み解く特別企画を組んだ。

     一本目の記事では、世界を飛び回り、ナマの情報に詳しいジャーナリストの船橋氏が日本の進むべき道を論じている。船橋氏は都市対地方の対立や白人がマイノリティになりつつあるという人口動態の変化など、アメリカを揺るがす二つの潮流がいま起こっていると分析する。こうした潮流を背景に、国内政治が大きく分断されることで、アメリカは国際協調よりも、さらに自国中心的な政策を推し進めて行くのではないかと言うのだ。自国中心主義によって米中対立が激化すれば、アメリカと同盟を結ぶ日本の外交の選択肢は当然、限られてくる。だからこそ、日本自身が世界を大局的につかみ、新たなルールづくりの旗振り役を担うべきとしている。

     渡辺靖氏と三浦瑠麗氏の対談では、201811月に行なわれたアメリカ中間選挙の結果を受け、アメリカの内政の現状を分析、次にトランプが打って出る戦略について語られている。中間選挙では、上院では共和党が過半数を獲得した一方で、下院では民主党が過半数を獲得した。渡辺氏はこの結果について、共和党は上院の過半数維持で人事権を事実上掌握、民主党は改選議席数が圧倒的に多く、下院過半数を確保した、という点で両党ともに勝ったと言える選挙だったと総括する。その一方で、民主党は「マイノリティ」や「多様性」といったキーワード以外にまとまる理念がなく、体系的な政策が打ち出せていない、と三浦氏は指摘。混迷するアメリカ情勢を考えるうえで大変有益な対談となっている。

    「SNS時代における『メディアの論理』」では、市民も政治家も、誰もがツイッターやフェイスブックといったソーシャルメディアを駆使して情報発信を行う現代において、「メディア」がどのような作用を政治・社会にもたらすのかが詳しく論じられている。

     多彩な論者が語る世界の政治情勢をまとめた本企画を是非お読みいただきたい

    ●【連載】ニッポンの問題点(13)「2019年-公明党の使命を問う」
    山口那津男(参議院議員・公明党代表)vs田原総一朗(ジャーナリスト)

    田原総一朗氏の好評連載ニッポンの問題点。2019年の最初には、公明党代表の山口那津男氏に登場していただいた。外国人労働者の受け入れと深刻な人手不足、憲法改正へのスタンス、外交、といった政治上の諸課題についてどのように考えているのか。公明党が持っている使命、果たすべき役割は何か。お互い率直に語りあった対談となっている。



    連載ドキュメンタリー企画(98

    「民衆こそ王者 池田大作とその時代 未来に生きる人篇(1)」

    池田は一期一会の出会いに全力を注いだ。

    福井の武生駅での七人の鼓笛隊員。

    東京の明治公園での励まし。

    静岡では60人近い高校生らに発刊したばかりの小説『人間革命』第五巻を贈った。

    「男子は大学に合格した時、女子は高校を卒業した時、その五巻を持ってきてほしい」と。

    一冊一冊にお祝いの言葉を書いてさしあげたいというのだ。

    「未来に生きる人」篇の第一回。

    「未来」は「今」この時の真剣勝負でつくられる。




    ●【対談】「大磯の別荘建築がもつ現代的意義」
    門井慶喜(作家)vs奈良岡聰智(京都大学大学院教授)

     神奈川県南部にある大磯には、吉田茂邸、伊藤博文邸、陸奥宗光邸、大隈重信邸、三菱財閥の岩崎邸など、明治期の大物政治家や財閥の別荘が数多くある。明治の建築家・辰野金吾についての小説を執筆している門井氏と日本近代政治外交史が専門の奈良岡氏が、この大磯で対談を行った。対談では、大磯にある別荘建築に触れながら、なぜ明治期の政治家はこの地に別荘をもつようになったのか、彼らは別荘でどのような仕事を行い、あるいはどのように心身の療養を取ったのか等、幅広いテーマを語り合った。


    ●【人間探訪】「丸谷智保 セイコーマート−震災時の神対応≠ノ秘められたトップの思い」

     今号の人間探訪では、北海道内で最多1100店舗のコンビニを展開するセイコーマート(現・セコマ)で代表取締役を務める丸谷氏に迫った。201896日に発生した北海道胆振東武地震。最大震度7を記録し、全道のブラックアウト(停電)が発生するなど、かつてない被害をもたらした大地震において、セイコーマートは神対応≠見せた。神対応の全容とその背後にある丸谷氏の信念を綴った記事となっている。


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