いまどきの冠婚葬祭マナー

 

 

コミック変わる結婚の形

 結婚の形は、冠婚葬祭のなかでも、とくに流行や時代の影響をうけて変化しています。

 かつては結婚式に欠かせない役割だった仲人も、東京の結婚式では1%、九州でも10%程度しか見られなくなっていると言います。結婚を前に、熨斗鮑(のしあわび)や勝男節(かつおぶし)、寿留女(するめ)、子生婦(こんぶ)などの品を贈り合う結納はしないで、食事会のような、両家の顔合わせの機会のみで済ませたカップルが65%と多数派になりました。また婚約指輪をもらわなかったという新婦も3割もいます。

 結婚式の場所も、船上やスポーツの競技場など。なかには披露宴はしないで、写真館で撮影したウェディング衣装の写真を配ってすませるフォトウェディングもあります。

 祝福をしてくれる周囲の人びとへの気配りも忘れてはいけませんが、なにより新郎新婦の気持ちを優先し、幸せな旅立ちを寿(ことほ)ぎましょう。

夫婦で招かれた場合の
ご祝儀は?

 結婚式に招かれたときに、気になるのがご祝儀の金額。身内でなければ1人3万円が基準となります。そのうえで、新郎新婦との親しさや年齢、上司・部下といった立場などを加味して調整します。

 では、2人分で6万円となるでしょうか。一般的には5万円を包むことになるでしょう。というのも、ご祝儀で言われることのひとつに、「別れる」を連想させる「偶数を避ける」、があるからです。

 偶数といっても、末広がりの8万円や切りのよい10万円、またペアを象徴する2万円は問題ありません。逆に奇数でも「苦」につながる9万円はいけません。(同様に「死」につながる4万円もダメです)。

 また、5万円をご祝儀として包み、1万円相当のプレゼントを別に贈るという方法や、5万円を万札で、残りの1万円を五千円札2枚にして包む、というやり方もスマートです。

 

 

出産祝いのマナー
出産祝い 結婚に続くおめでたは、どうお祝いしたらいいでしょう。

 出産直後は、母子ともに体調が落ち着かない時期、産後1か月程度は身内や親しい友人以外は訪問は控えたほうがよいでしょう。その後でも訪問前には、体調や都合を尋ねるのがマナーです。

 お祝いの品は重なると困るし、こだわりもあるもの。本人に希望を聞くか、重なってもよい商品券、あるいは半年後、1年後に使えるものをチョイスするとよいでしょう。

 現金や商品券を贈る場合は、「御出産御祝い」という表書きに、赤ちゃんの名前を宛名にします。

 また、出産祝いを贈られた側は、必ずお返しをするのがマナーです。

 

「ご祝儀を包む祝儀袋。 3万円の場合、あなたならどの袋を選びますか?」
ご祝儀袋についている水引(みずひき)。結び方に意味があります。
一度結ぶとほどくことができない結びきりは、二度と繰り返す ことがないようにとの意味合い。結婚のご祝儀には結びきりやあわじ結びの水引を。花結び、蝶結びは、出産など何度も繰り返してよいお祝い向けなので避けましょう。

おめでたいことなので、お祝いの気持ちも盛り込んだつもりで、派手な水引の祝儀袋を選びたくもなりますが、豪華な祝儀袋では、もらった側もつい、中身にも期待してしまいます。3万円の場合はあまり派手にならず、折り紙など少し凝った水引のついたご祝儀袋がよいでしょう。

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