潮出版社
 
 
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著者名
手塚治虫
カテゴリ名
本/コミックス愛蔵版
発刊日
1987年8月25日
判型
四六判
ページ数
366
ISBNコード
978-4-267-01147-4
Cコード
0079
価格
1,650 (本体 1,500円)

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作品概要

ごらん 世界は美しい……。
生きとし生けるものに愛をこめて巨匠が謳いあげる生命への讃歌。

なぜさっきあんなことをいったのだろう?
思わず口から出てしまったんだ
私が考えもしなかったことばが!
私があの男にしゃべったことばは
私が自分自身に教えたんだ!
おお……私の心のとびらが いま開いたぞ!!
光よ 光よ 私の前を照らしてください
私は命のかぎり果たします
この宇宙の中の私の役目を!

目次

【第三部】
第6章 苦行林にて/第7章 懲罰/第8章 アッサジの死/第9章 スジャータ/第10章 ルリ王子/第11章 ヤタラの物語

【第4巻】あらすじ

【第三部】


第6章 苦行林にて
シッダルタはデーパに誘われてウルベーラの苦行林にいった。河でからだを洗っているシッダルタの前にスジャータが現れ、毒虫や蚊にさされない薬を渡す。
苦行が始まった。タッタがやってきて食べ物をさしだすが、シッダルタは断る。ミゲーラはからだじゅうにできものができて苦しんでいた。
スジャータは2カ月も断食したシッダルタの姿を見て驚き、こっそり物置へ連れて行って牛乳とごはんをまぜたスープを飲ませる。
苦行林の修行者たちはタッタを捕らえ、丘の上の家に火をかけようとしていた。シッダルタはタッタを逃がし、タッタは火の中からミゲーラを救い出した。
シッダルタは林の中にひそんでいるタッタをたずねて、ミゲーラの姿を見た。アッサジはシッダルタに、ミゲーラを治す方法を教える。それは傷口から毒を吸い出すことだった。シッダルタはミゲーラの体からうみを吸い出す。


第7章 懲罰
デーパは、シッダルタがミゲーラのうみを吸い取っているのを見て、懲罰会議にかけ、地中に埋めた。シッダルタを救い出したのはアッサジだった。命びろいしたシッダルタは、苦行をやめ、アッサジといっしょに修行する。


第8章 アッサジの死
6年の歳月が流れた。アッサジが自ら予言した死の日がやってきた。シッダルタはアッサジを木にしばりつけるが、ネズミが縄を切り、アッサジはオオカミの子が飢えているのを見て、みずから進んでオオカミに身を引き裂かれてしまう。


第9章 スジャータ
シッダルタの受けた衝撃は大きかった。シッダルタは我が身を火に投じたり、イバラの林に入ったりしたあげく、墓場でカラスにからだをつつかせる。
スジャータはシッダルタに愛を告白するが、拒絶されると、ジャングルに入ってコブラに咬まれてしまった。シッダルタはスジャータの中に入り、ブラフマンと再会する。ブラフマンに宇宙の姿を見せられたシッダルタは、生命のかけらを持ち帰ってスジャータを生き返らせた。


第10章 ルリ王子
森へ入ったシッダルタは、大木の下で鳥や虫や草たちに自分の体験したことを語って聞かせた。そこへデーパがやってきて、カピラヴァストウの城がコーサラ国に攻められて降伏したことを知らせる。パセーナディ王は、シャカ族から嫁いできた妃が、実は侍女の身分だったことを知ってしまったのだった。
ルリ王子は、カピラヴァストウへ留学して自分の母が奴隷だったことを知り、国へ帰って母を殺そうとするが、父に止められて母を奴隷部屋へ入れた。


第11章 ヤタラの物語
父がつくった薬を飲んで大きくなったヤタラは、森の奥でとらえたルリ王子が、自分にもスードラの血が流れているというのを聞いて解放し、家来となった。
ヤタラはルリ王子の母に心をひかれるが、奴隷部屋で疫病が流行したため、ルリ王子は奴隷小屋を焼き払うよう命じた。ヤタラは小屋に飛び込んで王子の母を助け出すが、間もなく母は死んだ。
ヤタラはシッダルタのもとへやってきた。シッダルタは「人間もこの自然の中にあるからには、ちゃんと意味があって生きてるのだ、あらゆるものとつながりを持って……そのつながりの中でおまえは大事な役目をしているのだよ」と説く。
シッダルタは、ヤタラに教えたことが自分自身に教えたことに気づき、命のかぎりこの宇宙の中の自分の使命を果たすことを宣言する。ブラフマンが現れ、その悟りを人々に教えつづけるよう語り、そのしるしとして額に聖なるしるしを与えた。

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