潮出版社
 
 
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著者名
手塚治虫
カテゴリ名
本/コミックス愛蔵版
発刊日
1987年4月20日
判型
四六判
ページ数
400
ISBNコード
978-4-267-01144-3
Cコード
0079
価格
1,760 (本体 1,600円)

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作品概要

ごらん 世界は美しい……。
生きとし生けるものに愛をこめて巨匠が謳いあげる生命への讃歌。

四月八日のあけぼのの前
奇蹟は天と地に広がり
それは生きとしいけるものの
心を感動で押しつつんだ
あるものは天上から美しい音楽を聞き
あるものはかぐわしいにおいをあびたという
そして心の中にだれかが告げるのであった
「見よ 見よ その人が生まれた」と

目次

【第一部】
第1章 バラモン/第2章 浮浪児タッタ/第3章 ブダイ将軍/第4章 告知/第5章 チャプラ/第6章 王杯/第7章 生誕/第8章 技競べ/第9章 秘薬を求めて/第10章 予言/第11章 裁きの日/第12章 死の壁
ブッダ関連地図
ブッダの旅の行程図

【第1巻】あらすじ

【第一部】


第1章 バラモン
プロローグとして、バラモンによる差別の発生とバラモンの堕落、人々が新しい教えを待ちのぞんでいることが語られる。
――吹雪の中で行き倒れになった僧を、熊とウサギと狐が発見し、熊は魚を、狐は木の実を僧に与えるが、ウサギは何も持ってくることができなかったので、みずからを火の中に投じて僧に与え、神となって天にのぼった。
アシタの師ゴシャラは、この体験によって悟りをひらいた。
アシタは弟子のナラダッタに、ウサギが自分で身を焼いたナゾがとける偉大な人を探してくるよう命じた。ナラダッタは街へいき、タッタの噂を聞く。
チャプラはおとくいにとどける反物をタッタにとられ、とり返してこなければ母を売ると言われる。チャプラの話を聞いたタッタは、母を助けてやろうといった。


第2章 浮浪児タッタ
タッタはトラにのりうつってチャプラの母を助けた。そこへコーサラ国の兵隊がやってきて、タッタの村は兵隊に焼かれ、タッタの母と姉は焼け死んでしまった。
タッタは将軍ブダイを襲うがとらえられ、ナラダッタはタッタをかばっていっしょに処刑されることになる。


第3章 ブダイ将軍
タッタらが処刑されようとしたとき、イナゴの大群が襲来し、すべてを食い尽くした。チャプラと母はタッタとナラダッタを救い出す。
チャプラはタッタを馬にのりうつらせて、軍隊のところへ行き、ワニに襲われたブダイを助けた。ブダイはチャプラを息子にすると言う。


第4章 告知
カピラヴァストウの城では、スッドーダナ王が出陣の用意をしていた。そこへ敵将のブダイがワニに襲われて重傷を負い、そのうえイナゴの大群が敵軍の兵糧を食べつくしたため撤退したとの知らせがもたらされる。
ふしぎなできごとがつづいていた。スッドーダナ王は、それが王妃のおなかの中の赤ん坊にかかわりがあるように思えてならなかった。


第5章 チャプラ
コーサラ国の王はカピラヴァストゥへの攻撃を中止した。
ブダイは、チャプラがスードラだったことを知る。
チャプラの母とナラダッタ、タッタの三人は、コーサラ国へ向かう。途中、ヘビからタマゴをもらうかわりに、タッタが犠牲となってヘビの口の中に入った。そのとき、ナラダッタはアシタの語った話の意味を悟った。
そこへ一本の矢が飛んできてヘビの頭を射抜いた。


第6章 王杯
矢を射たのはバンダカだった。彼はチャプラと勝負をしに行くところだった。
コーサラ国で弓の試合が行われた。チャプラは試合に勝ち、勇士の称号を与えられ、王杯を手にした。


第7章 生誕
スッドーダナ王の妃マーヤは、お産のためにコーリヤ国へ里帰りする途中で赤ん坊を産み落とした。マーヤ夫人は生まれた子に「シッダルタ」という名をつけた。


第8章 技競べ
バンダカはチャプラとの弓の技くらべで卑怯な手を使ってチャプラに瀕死の重傷を負わせた。


第9章 秘薬を求めて
チャプラは重傷だった。ナラダッタはアシタ聖者なら命を救う秘法を知っているといい、アシタへの手紙を書いて、タッタに託した。
タッタはまず馬にのりうつり、馬がバンダカに射られて倒れると、バンダカの馬にのりうつってヒマラヤへたどりつくが、アシタがカピラヴァストウへいっていると聞いて、カモにのりうつり、カモがワシに襲われるとワシにのりうつった。


第10章 予言
カピラヴァストウの城へアシタがやってきて、シッダルタを抱き上げて涙を流し、「この子が育って偉大な人になる頃には、わしはもう死んでおるだろう……それが見られないとは残念でな……」といった。
そこへ、ワシが手紙をくわえて飛び込んでくると息絶えた。アシタはナラダッタが動物たちを殺した罰として、畜生道に落とした。


第11章 裁きの日
ブダイはチャプラの母を殺すよう命ずる。チャプラは母とともに裁きを受け、「かあさんといっしょに死ぬ」と叫ぶ。


第12章 死の壁
タッタは先回りしてふたりを助けようとするが、兵士の投げた槍がふたりをつらぬき、ふたりは死んだ。タッタはコーサラ国への復讐を誓った。

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