潮出版社
 
 
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著者名
内館牧子
カテゴリ名
本/単行本
発刊日
2012年03月16日
判型
四六判
ページ数
261
ISBNコード
978-4-267-01896-1
Cコード
0095
価格
1,320 (本体 1,200円)

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作品概要

読売新聞(宮城県版)の
人気エッセイ「仙台だより」
待望の単行本化!


雪が降り、
風が吹き、
雨が打つから
人生は輝く。


54歳で東北大学大学院入学、同大相撲部監督就任、
大病に倒れるも克服、そして3.11――。

目次

第1章 五十四歳で大学院へ それは土俵を守るため

アカデミック・ダイエット?/ 眼科医はどこッ!?/燃やすか、隠すか/優秀な「後輩」/叩っ切ってくれるわッ!/二十代と七十代/決断はアナログで/地獄のテレビ出演/「中年男」のとっさの一言/夕暮れの駄菓子屋/気仙沼からの贈り物/今度は相撲教習所に入学/挨拶できない中年男/「学会」デビューで“土俵入り”/植物園でカルチャーショック/ジャニーズ事務所も感服のおいしさ!/オールAで留年/薄幸の小雪鍋/仙台と盛岡の合同文士劇を/半導体研究所のイルミネーション/郷土を見守る大横綱/月を貫く大ホームラン/東北大相撲部の監督を拝命/泣けてくる女の友情/キャンパス内にビアガーデン/学生相撲は面白い!/くせになるあの味/仙台という街は合宿的雰囲気/「ドーナツ現象」なんて無縁/キャンパスのアイドル猫/大阪の恩、忘れたらあかん/地方の人が気づかないこと/土俵を造っているのは誰?/キャンパスの異人/仙台は卒業しません

第2章 東京で想う「故郷・仙台」

やっぱりヤバイっす/シロちゃんに誘われて/この言葉、優勝の価値/よっちゃんは強い子/勝栗はコンビニで!?/土踏まず、ありますか?/上海で「同胞」とトイレに/大魔神の故郷/PRが足りないのよ、PRがッ/みんな私が悪いのよ/学習会、始めます/「三分間」の約束が「三年間」に/相撲部員は珍獣?/「勝利体験」は人間を変える/サッカーやりたいんですよ/ 爺サン婆サンは気が抜けない/父の遺訓とホヤの味/朝青龍の罪/生きているだけで面白い/紅茶も芋も似合う仙台/プロレスラーからの花束/座右の銘は「人生、出たとこ勝負」/「脱東北」と「興東北」/故郷の生活/東京でも買える「おいしい宮城」/プロレスのおかげで再会 !/エコ活動は「続ける」ことが一番/私の「青田買い」/人間の最大の武器って何?/本当に「夢」が売られていた/本当に熱烈ファン?/宝に気づかぬ系市民

第3章 岩手で命を救われて

他人の不幸はオバサンの蜜/昭和の遊びが子供を刺激/美しい仙台の町名/俗な旅でいいじゃない/仙台麩で「ニセ肉丼」/「伝説の喫茶店」を継ぐはずが…/ついに天下を取った政宗/政宗・谷風・イーグルス/坊っちゃん石鹸、可愛い!/地元が支える地方大学の幸せ/患者の気迫は「神の力」/七キロ太ったのは仙台のせいだ!/何だか心が痛い夜/今風ギャルの思慮深さ/極上の鮭茶漬け/見舞いより快気祝い/東北大ОB会「紫組」と命名/小さな末裔たちの奉納相撲/あの世で幸せに──冥界婚/仙台は「冷やし中華」発祥の地/白鵬の畏怖心を評価したい/広瀬川は杜の至宝/東北の卑下感は笑止!/お父さんのための相撲実技講座

第4章 輝く五月のために できること

東北人の「利他の精神」/「東日本大震災復興構想会議」のメンバーに/風評の片棒をかつがないで/仙台藩の余剰米が江戸に/「3がつ11にちを忘れないためにセンター」/ざくろ坂の「五坪の店」/3月10日にかえれ/賢治が伝えた祈り/新生日本のためにリーダー育成を〔対談〕──里見 進(東北大病院院長・東北大学次期総長)/心がうらぶれたときは音楽を聞くな

あとがき